FN274A はしご車　奈良市消防局仕様

実機

こちらが完成モデル。２ヶ月かけて完成しました。名古屋オート
モデラーズミーティング2012で初出展させて頂いたはしご車です。

まず、真横から…

右サイド。吸水ホースは口金式

左サイド。左側のホースはストレーナ付き

では、ぐるり一回り・・・

今回はK252に比べ、キャリアキャブの形状が難しく時間がかかりましたが
何とか完成しました。親に見せたら「本物みたい」と言ってくれました。

はしごのコンソールやポンプ装置など、細部までしっかりと作り込みました。
塗装、ニス塗りの後に本組みをしました。

今回はK252の教訓を生かして、はしごの対角線の位置、強度もしっかりと
しています。また小物にもこだわってみました。

モデル初のナンバープレートも付け、後部の手すり、金色の模様線も入れて
います。実機は内側に白い線も入っていますが、細すぎて省略しています。

前部。ナンバープレート、消防章、日野のウイングマーク、ヘッドライト
フォークランプも再現。ダッシュボードにはヘルメットを載せてみました。

そして後部。テールランプのガード、手すり、操作弁も再現しています。

上部。リフターも再現。ノズルには常設のホースも接続しています。

ターンテーブル。油圧シリンダーのストッパーが緩く、針金で固定。また
傾斜矯正に必要な振り子センサーもしっかり再現。（三角フレーム上部）
リフター昇降用モーター、可動式のステップもきっちり再現。

はしごの重みで倒れないように電池を載せてます（笑）アウトリガーは
１段式で左右に４本付きます。消防車特有の蛍光線入りのアウトリガーは
かなり気に入っているSC自信作のパーツです。

ポンプ装置。開閉レバー、ホース、ストレーナ、上部には照明器、ノズルも
取り付けてます。一番消防車らしさが出せる部分です。これぞ消防車！

ホースは仮組みの時から巻いたままにしてクセを付けておきましたので
うまく収まっています。上部針金、下部２箇所のパーツで固定出来ます。

作業姿勢のFN274。小学校の避難訓練の時にこのはしご車が来たことと、消防
隊員さんの御厚意で、全校生徒の前で伸梯までして下さった記憶が蘇ります…

照明器とノズルは外れませんが、巻いてあるホースだけは固定していません。
キャリア上に置くなり、地面に置くなりして楽しめる様にしてみました。

フロントガラスやサイドのガラス越しにロープ、ヘルメットが見える事で
より消防車らしさを出せるようにしています。助手席には隊長さんのヘルメ
ット、運転席側には隊員さんのヘルメットです。階級線も入っています。

リフターの底面外側は実機も蛍光色でしたのでこちらも蛍光色に。金色の
線がピカピカしていてなんかイイ感じ…

イマイチよく解らないパーツがこれ。電気の配線でもないみたい…実機は
ロープの様なものが巻かれてあるだけでした。救助に使うものでしょうか。

K252の時同様にホースは接着固定せず、外れるようにしています。

そして巻きつけるとこんな感じ。極力リアル感を損ねないように自分なりに
工夫して作ってみました。送水用口金には銀色の折り紙で金属らしく、そし
てホースの巻き方、パーツの置き方なども実機通り忠実に再現しています。

ステップ、リフターも紙製なんですが、シルバー塗装すると金属っぽくなり
ました。黄色の蛍光線もイイ仕上がりに思います。

キャリアキャブ前方拡大。ウイングマーク、消防章、ダッシュボードの
保安帽はかなり私的に気に入ってるパーツです。

リフターは専用の針金で固定出来ます。はしご部分は塗り忘れがない様に
確認しながらの塗装で大変でした。でもこれ全部紙製です。

キャリア後部のステップと操作台横のＵ字型手すりも本組み。操作レバー
は先端を水色に、棒の部分はシルバーに塗装。銀色折り紙で蝶番も再現。

はしごの運転台。中立てレバー、ディスプレイパネルもしっかり再現。
現在のように座ってではなく立ち乗りが基本スタイルです。

梯上放水用ノズルは上下に可動。救助活動だけでなく放水車としての機能も
はしご車は担います。

　　　　FN274　伸梯　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ATF360Gクレーン車とコラボ

FN274(手前)、K252(真ん中)、TC343(奥)そろって伸梯。　　　　K252は35メートルなのでFN274より長いです。　

縮小の比率が違いますが、クレーン車と一緒に伸ばす事は滅多にありません。
モデルがからこそ出来るコラボですね。

最後に歴代のはしご車で２ショット。時代が変わっても歴代のはしご車の
事を忘れないでいて欲しいと思います。何なら最新鋭の機能搭載で形だけ
昔の復刻版はしご車（ホンモノで）作ってくれないですかねぇ〜？